ブログの実名、匿名論議を見て
最近、といってもここ一週間ぐらい、「ブログは実名か匿名か」論議が活発になっている。弊社は大企業ではないので傍から見てると大変なんだなあといった印象だったけど、触発というか、今ブログの世界にいる人間としてなんか書いておかないとなというモチベーションの元にちょっと書いてみようと思う。
まず私の場合は、このブログを書いていることはおそらく社内や社の関係者ぐらいの方しか知らない。実名だけど、リスクの広がりようがないというのがある。もっとページビューが多いブログで書いているとその広がりようというのを想像できてしまってこわいのだが。
そういえばこんな事件が弊社で以前にあった。
P2P「Winny」のウィルス感染により、某掲示板関係に名前が出てしまったのだ。それは直接的に自分が原因というわけではなく、在宅で作業しているスタッフが「Winny」をやって感染してしまったというのが原因。私はその掲示板から顧客に通報がいったことにより経過報告といわゆる「始末書」を書いた。そのウィルスの特性からみて大元の原因はどう見ても私ではないので、顧客は「しっかりしてくれよ」程度で収めてくださった。(それ以来弊社で作業するスタッフはP2Pは禁止の通達を出した)
弊社のようなWEB制作業におけるブログの場合、今作業しているものが何か、今筆者(私)は時間があってこれを書いているのか、社がどのような状況であるか、というのを伏せながら書く場合が多い。というよりそれは基本なんだけど、その基本の部分を知りたいというのが読者というものでもある。
なので私の経験も絡めて言うと、もっと価値のある情報を書き、希少性の高い情報を書き、自らの主観を述べて、いわゆる「飲みに行ったぶっちゃけ話」が載っていないとブログなんて面白くも何ともなくなってしまうのだ。
普通のことを書き、当り障りのない時候の挨拶を書いて、「自分のテーブルの上にこんな小物があります」的な写真をアップしても誰にも何の特にもならない。特にならなければ誰も見に来なくなる。見に来ないものは価値がない。だからWEB制作業におけるブログ、いや、ビジネスブログにおいては、もっと社の実情は書くべきなのである。
というところでどうしても前述の「事件」が頭をよぎってしまうのだが、弊社は特にアルファギークたちが競ってコードを書いているところでもないし、何か注目されるべき新商品を一般消費者に心待ちにされているという業種でもない。なのでそうそう悪いことも起きるわけもないから大丈夫だろうか、と思う。
それに、人様にブログを推奨する立場の者がブログを書かない、実名でブログをかけないなんてことはあってはならないので、このように「アースフィアの場合の実名ブログリスク」について淡々と書いてみた。弊社はビジネスブログとしてはエキサイトブログさんに移ってまもないので、まずはきちんとした体裁を保っていきたいと「実名、匿名論議」をトリガーにして襟を正していこうと強く考えた。この時代においてのビジネスブログの場合は「実名で書かないほうのリスク」の方が高いと考える。
<参考記事>
▼Blog論2005年バージョン(4)
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▼Re: 誰がBLOGを書くのか
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▼匿名の心理、実名の心理~暴言の抑止力になるものは?
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【追記5/25】
▼「匿名実名」論争にケリをつける現実解
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まず私の場合は、このブログを書いていることはおそらく社内や社の関係者ぐらいの方しか知らない。実名だけど、リスクの広がりようがないというのがある。もっとページビューが多いブログで書いているとその広がりようというのを想像できてしまってこわいのだが。
そういえばこんな事件が弊社で以前にあった。
P2P「Winny」のウィルス感染により、某掲示板関係に名前が出てしまったのだ。それは直接的に自分が原因というわけではなく、在宅で作業しているスタッフが「Winny」をやって感染してしまったというのが原因。私はその掲示板から顧客に通報がいったことにより経過報告といわゆる「始末書」を書いた。そのウィルスの特性からみて大元の原因はどう見ても私ではないので、顧客は「しっかりしてくれよ」程度で収めてくださった。(それ以来弊社で作業するスタッフはP2Pは禁止の通達を出した)
弊社のようなWEB制作業におけるブログの場合、今作業しているものが何か、今筆者(私)は時間があってこれを書いているのか、社がどのような状況であるか、というのを伏せながら書く場合が多い。というよりそれは基本なんだけど、その基本の部分を知りたいというのが読者というものでもある。
なので私の経験も絡めて言うと、もっと価値のある情報を書き、希少性の高い情報を書き、自らの主観を述べて、いわゆる「飲みに行ったぶっちゃけ話」が載っていないとブログなんて面白くも何ともなくなってしまうのだ。
普通のことを書き、当り障りのない時候の挨拶を書いて、「自分のテーブルの上にこんな小物があります」的な写真をアップしても誰にも何の特にもならない。特にならなければ誰も見に来なくなる。見に来ないものは価値がない。だからWEB制作業におけるブログ、いや、ビジネスブログにおいては、もっと社の実情は書くべきなのである。
というところでどうしても前述の「事件」が頭をよぎってしまうのだが、弊社は特にアルファギークたちが競ってコードを書いているところでもないし、何か注目されるべき新商品を一般消費者に心待ちにされているという業種でもない。なのでそうそう悪いことも起きるわけもないから大丈夫だろうか、と思う。
それに、人様にブログを推奨する立場の者がブログを書かない、実名でブログをかけないなんてことはあってはならないので、このように「アースフィアの場合の実名ブログリスク」について淡々と書いてみた。弊社はビジネスブログとしてはエキサイトブログさんに移ってまもないので、まずはきちんとした体裁を保っていきたいと「実名、匿名論議」をトリガーにして襟を正していこうと強く考えた。この時代においてのビジネスブログの場合は「実名で書かないほうのリスク」の方が高いと考える。
<参考記事>
▼Blog論2005年バージョン(4)
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▼Re: 誰がBLOGを書くのか
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▼匿名の心理、実名の心理~暴言の抑止力になるものは?
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【追記5/25】
▼「匿名実名」論争にケリをつける現実解
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by ear-thlog
| 2005-05-20 21:55
| ブログ記事