「お受験」が必要な入会審査制の SNS の面接風景
いわゆる「出会い系サイト」の役割は SNS に移行しているらしいので、SNS でも事件は多発するようになるのでしょうか。
「出会い系」犯罪の検挙最多=携帯でアクセス、児童買春4割-上半期・警察庁
同じウィンドウで展開|別ウィンドウで展開
とはいえ中には18才未満でも利用できる SNS もあるでしょう。小中学生の元にナンパメッセージとか飛ぶようになったりするの考えると……SNS に18才未満を入れたらあぶないかなぁと思います。
海外では既にあるようですが。
キッズ向けのSNS がオープン » SNS2.0
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もし SNS を始めたいという子供がいたらどうアドバイスするか? というと今の mixi さんみたいな混沌とした SNS にはあんま入会させたくないですね(笑)
そう考える親御さんが増えてくれば、SNS もそのうち事前入会審査制になって「お受験」が必要になってきそうです。
──某社の一室にて
面接官「次の方どうぞ」
母「失礼します。はじめまして。……ほら」
息子「こんにちわぁ」
面接官「こんにちは~いくつ?」
息子「よんさーい!」
母「私どもミクシィ様の SNS で育った世代と致しましては、ぜひ『キッズmixi』に入会させて頂き、ネットマナーを叩き込んでおきたいと思っております」
面接官「お母様の考えるネットマナーとはどのようなものでしょう?」
母「まずはブログ、SNSのコメント欄の適切な挨拶でしょうか。今は私が『キッズパソコン』で横につきながらネットに慣れさせてあげているのですが、コメント欄における「はじめまして」、「ありがとうございます」、そして「また遊びに来ますね!」といった文章を義務付けるよう教えています。
ですがそこで、「トラックバックありがとうございます」といった間違った方向へはいかないよう気をつけています」
面接官「それは基本ですね。素晴らしいことです」
母「また、ニュースサイトは『はてなブクマーク for キッズ』を使用しており、有害な「モテ・非モテ話」や四歳児にはあまり意味のない IT 関係のニュースをフィルタリングして情報収集させています」
面接官「「モテ・非モテ話」は有害でしょうか?」
母「四歳児にはちょっと敷居の高い話です」
面接官「なるほど、それでは本 SNS への志望理由があればお願いします」
母「子供向けのネットコンテンツというのは誰がフィルタリングするかといいますと、ブラウザ、そして親の役割が大きいと思います。ですがそれでは子供の自主性が損なわれるのも事実です。
そこでヘタな SNS に入会して『無断リンクはしてはいけないんだ!』といった過激な思想の影響を受けてしまうのも困りますし……。やはり貴 SNS 運営方針における、『20分以上のログインで自動的にログアウト』、『年齢による日記、コミュニティ閲覧制限』、そして『リテラシーの高いお子様方とのコミュニケーション』を体験させ、しっかりとした意見を発信できるブロガーに育て上げたいと思っております。小学校に入ってネットの悪影響を受けてしまう前に基本的なネットマナーを植えつけて更新習慣をつけさせ、中学生で最年少アルファブロガー受賞を狙っています」
面接官「なるほど。では私どもの SNS における『炎上実習』についてはどう思われますか?」
母「炎上というのはなるべく小さいうちに体験しておくべきことだと思います。『なにが炎上になるのか』、『どのような発言がどのような層を刺激してしまうのか』というのを学べるのは他ではできない貴重な経験だと思います。
今日は「なぜモーグルのお姉さんがボクサーを褒めたら燃えたのか」をコンコンと教えてきました」
面接官「なんで燃えたと思う~?」
息子「せけんのくうきをよまずに、ほめすぎたから!」
面接官「そっかぁ、いい子だね~! 利発なお子様ですね」
母「いえいえとんでもございません。この調子で貴 SNS の他のお子様と良い影響を与えあいお互いを高めていきたいと思います」
面接官「今日はありがとうございました」
お子さんだと事前確認が難しいのでこんな面接があるかもしれないですね(笑)
既に CEO限定SNS、女性限定SNS、ペットSNS とかもあるので、18才未満限定があってもおかしくないでしょう。
そうすると「あそこの SNS に入れるのはステータス。履歴書にも書ける」なんて流れになるのは必然。きっと来年辺りには
「セレブレティな貴方のお子様を、安全なネットワークで。」
「選ばれたお子様のみが入会できるソーシャルネットワーキング。」
なんてコピーの、『入会審査の有りのセレブなお子様方専用の SNS 』というのは普通に出てきそうです。
(文中のサービス名は架空のものです)
「出会い系」犯罪の検挙最多=携帯でアクセス、児童買春4割-上半期・警察庁
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今年1~6月に検挙されたインターネットの出会い系サイトに絡む事件は909件で、昨年同期比28.0%増となったことが3日、警察庁のまとめで分かった。現状、「携帯経由の利用者で18才未満の女性」っていうと SNS 利用層というわけではなさそうです。
アクセス手段では、携帯電話(95.8%)がパソコン(4.2%)を大きく上回った。
被害者は719人で、うち女性が93.5%、18歳未満が84.8%。
とはいえ中には18才未満でも利用できる SNS もあるでしょう。小中学生の元にナンパメッセージとか飛ぶようになったりするの考えると……SNS に18才未満を入れたらあぶないかなぁと思います。
海外では既にあるようですが。
キッズ向けのSNS がオープン » SNS2.0
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もし SNS を始めたいという子供がいたらどうアドバイスするか? というと今の mixi さんみたいな混沌とした SNS にはあんま入会させたくないですね(笑)
そう考える親御さんが増えてくれば、SNS もそのうち事前入会審査制になって「お受験」が必要になってきそうです。
──某社の一室にて
面接官「次の方どうぞ」
母「失礼します。はじめまして。……ほら」
息子「こんにちわぁ」
面接官「こんにちは~いくつ?」
息子「よんさーい!」
母「私どもミクシィ様の SNS で育った世代と致しましては、ぜひ『キッズmixi』に入会させて頂き、ネットマナーを叩き込んでおきたいと思っております」
面接官「お母様の考えるネットマナーとはどのようなものでしょう?」
母「まずはブログ、SNSのコメント欄の適切な挨拶でしょうか。今は私が『キッズパソコン』で横につきながらネットに慣れさせてあげているのですが、コメント欄における「はじめまして」、「ありがとうございます」、そして「また遊びに来ますね!」といった文章を義務付けるよう教えています。
ですがそこで、「トラックバックありがとうございます」といった間違った方向へはいかないよう気をつけています」
面接官「それは基本ですね。素晴らしいことです」
母「また、ニュースサイトは『はてなブクマーク for キッズ』を使用しており、有害な「モテ・非モテ話」や四歳児にはあまり意味のない IT 関係のニュースをフィルタリングして情報収集させています」
面接官「「モテ・非モテ話」は有害でしょうか?」
母「四歳児にはちょっと敷居の高い話です」
面接官「なるほど、それでは本 SNS への志望理由があればお願いします」
母「子供向けのネットコンテンツというのは誰がフィルタリングするかといいますと、ブラウザ、そして親の役割が大きいと思います。ですがそれでは子供の自主性が損なわれるのも事実です。
そこでヘタな SNS に入会して『無断リンクはしてはいけないんだ!』といった過激な思想の影響を受けてしまうのも困りますし……。やはり貴 SNS 運営方針における、『20分以上のログインで自動的にログアウト』、『年齢による日記、コミュニティ閲覧制限』、そして『リテラシーの高いお子様方とのコミュニケーション』を体験させ、しっかりとした意見を発信できるブロガーに育て上げたいと思っております。小学校に入ってネットの悪影響を受けてしまう前に基本的なネットマナーを植えつけて更新習慣をつけさせ、中学生で最年少アルファブロガー受賞を狙っています」
面接官「なるほど。では私どもの SNS における『炎上実習』についてはどう思われますか?」
母「炎上というのはなるべく小さいうちに体験しておくべきことだと思います。『なにが炎上になるのか』、『どのような発言がどのような層を刺激してしまうのか』というのを学べるのは他ではできない貴重な経験だと思います。
今日は「なぜモーグルのお姉さんがボクサーを褒めたら燃えたのか」をコンコンと教えてきました」
面接官「なんで燃えたと思う~?」
息子「せけんのくうきをよまずに、ほめすぎたから!」
面接官「そっかぁ、いい子だね~! 利発なお子様ですね」
母「いえいえとんでもございません。この調子で貴 SNS の他のお子様と良い影響を与えあいお互いを高めていきたいと思います」
面接官「今日はありがとうございました」
お子さんだと事前確認が難しいのでこんな面接があるかもしれないですね(笑)
既に CEO限定SNS、女性限定SNS、ペットSNS とかもあるので、18才未満限定があってもおかしくないでしょう。
そうすると「あそこの SNS に入れるのはステータス。履歴書にも書ける」なんて流れになるのは必然。きっと来年辺りには
「セレブレティな貴方のお子様を、安全なネットワークで。」
「選ばれたお子様のみが入会できるソーシャルネットワーキング。」
なんてコピーの、『入会審査の有りのセレブなお子様方専用の SNS 』というのは普通に出てきそうです。
(文中のサービス名は架空のものです)
by ear-thlog
| 2006-08-04 12:47
| 雑感